第1回南丹キッズパーク大盛況御礼！
去る3月20日(日)、京都府立南丹高等学校のテクニカル工学系列工業実習等で、第1回南丹キッズパークが開催されました。(主催：南丹高等学校、協力：南丹広域振興局・亀岡商工会議所)
南丹高等学校 テクニカル工学系列は、京都府教育委員会の「府立高校特色化プラン」検討会議において、南丹高等学校総合学科に、工業系人材を育てるコースを設置すみとの方針に基づいて、平成27年4月から開設されました。
将来的に、製造業関連の経営・管理者や、創業などを目指す生徒や、大学工学部系を目指す生徒、また、将来、地元を支え、地元企業を中心に活躍する生徒の育成を目指しており、地域活性化と工業系人材の育成のため、現在４８社のものづくり企業にキャリア教育や工場見学などに協力していただいています。
詳しくは、京都府立南丹高等学校のホームページをご覧ください。
晴天の中行われた第1回南丹キッズパークには、3時間限られた開催時間にもかかわらず、およそ600人が来場し、今回協力してくださった地元企業のブースや、南丹高等学校テクニカル系列の生徒が実際にものづくりを実演するブースなど、所々で子ども達のにぎやかな声が聞こえました。
マルホ発篠工業(株) 「小さな世界をカメラでのぞこう」
特殊マイクロスコープで、普段目にしている様々なモノの細部を見ました。子供たちは「こんなの見たことない！」「こんな形だったんだ！」と大変驚いていました。
ニチコン亀岡(株) 「発電させてプラレールを動かそう」
手回し発電機で蓄電し、実際に動いたプラレールを見て大興奮！自分が貯めた電気でプラレールがどこまで走るか競い合いました。
十倉康吉商店 「プログラムでロボットを動かそう」
タブレット型端末を使いロボットの操作をしました。プログラムを組み実際にロボットが動く仕組みに感動しました。
(株)ニッシン 「歯科材料でキーホルダーを作ろう」
好きなキャラクターの型でオリジナルのキーホルダーを作りました。歯科材料を型とり、磨き、色付けをし、一から手作業で完成させました。
南丹高等学校 「ねじを切ってキーホルダーを作ろう」
「新聞でエコバッグをつくろう」
普段さわることのない工具をつかい、南丹高校生徒のサポートのもと、世界に一つだけのキーホルダーを作りました。初めてさわる工具に子供たちはドキドキしながらも、最後まで作り上げました。また、おしゃれな英字新聞を使ったエコバックの作成には、時間がたつのも忘れ子供たちはみんな真剣に取り組みました。
地元企業が自社を紹介する展示ブースには、それぞれの企業が自社をアピールするためのアイデア商品やパンフレットが置かれ、たくさんの方が見学されました。
協力：イズテック(株)・亀岡電子(株)・(株)宮木電機製作所
また、(株)宮木電機製作所の協力のもと、屋外では手作りのミニＳＬが走っていました。電機の力で走るミニＳＬに、実際に乗車した子供たちは大興奮！大変にぎわっていました。
隣では、南丹高校生徒によるポン菓子の実演と、ワッフルの試食が行われていました。「バーンッ！！」と大きい爆発音がすると、あたりに懐かしい甘い香りが広がり、できたてのポン菓子を食べた子供たちは口々に「おいしい！」と声をあげていました。
もちもちの食感が大好評だったワッフルは、焼き型から南丹高校生徒が作りました。自作の型で焼いたワッフルは格別！技術の高さにも驚きました。
おもしろ自転車ブースにも、たくさんの子供たちが集まっていました。普段乗ることのない変わった自転車に乗った子供たちは、操作に少々苦戦しながらも、一生懸命こいで進んでいました。
今回の第1回南丹キッズパーク開催は、南丹高校生徒をはじめ、先生方、地元企業、関連機関が密になり取り組み、見事大成功をおさめることができました。
南丹・亀岡地域における地元発展には、長年地元企業が大切にしてきた『ものづくり』の技術が必要不可欠だと感じております。将来、その技術を継承し、地元発展の種となる生徒の育成を担う南丹高等学校テクニカル系列では、基礎学力と確かな技術を学ぶために、生徒たちが日々の学習に取り組んでいます。今回の第1回南丹キッズパークでは、普段の学習で培った技術が最大に生かされた形となりました。
第1回の開催とのことで、南丹高校の生徒の皆さんにとって、これからの活動に向けての改善点や、新たな目標等を立てるための大事なイベントになったと考えています。
最後に、第1回南丹キッズパークにお越し頂きました皆様、協力して下さった企業様、誠にありがとうございました。
今後とも、地元発展、人材育成のため、南丹高等学校テクニカル系列を温かく見守って頂ければ幸いです。
